タイトルの書籍を読み終わりましたのでレビューを書きます。
まんがでわかるLinux シス管系女子3 (日経BPパソコンベストムック)
- 作者: Piro(結城洋志),日経Linux
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2018/04/19
- メディア: ムック
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読み始めたきっかけ
友人がパーソナリティを務めているPodcast「しがないラジオ」で、この書籍の著者がゲストとして出演していた回を聞いたのがきっかけです。
確かその中で著者のPiroさんが、「ただコマンドを列挙しているだけではなく、実際に使う場面が想像しやすいように描いた」ということをおっしゃっていた(気がする)ので、いつか読んでみたいなと思っていました。
レベル感
Linux触り始めたけど、仕組みがよくわからない、実際のところ何ができるのかもっと知りたい、そんな人向けかなと思います。もっというと私向けでした。
Amazonのレビューを見ると1,2巻よりは難しくなっているようです。
ちなみに帯には「かけだしITエンジニア必読!」と書いてあります。私がかけだしです。
感想(内容)
「ネットワーク & セキュリティ入門」とサブタイトルにあるように、そのような話題が中心になります。
特にトンネリングの話は非常にためになりました。
第6話・第7話はトンネルを掘って目的のサーバーに接続しに行く話です。それぞれ、手元PCのターミナルからファイルコピー、ウェブブラウザからウェブサーバーへの接続になります。
第7話のセリフを引用しますが、
「トンネルを通す」っていうのは、あくまでそのサービスで通常使われるポート番号とは違うポートを使ってサービスに接続するってことだけのことなの
接続に使うクライアントアプリケーションによってポート番号を指定する方法は違うのよ
クライアントアプリケーションは他にもあるでしょう。例えば私が普段使っているIntelliJ IDEAはデータベースに接続する機能があります。ここでトンネルを使うと、例えば踏み台サーバーを経由してプライベートサブネットにおいてあるRDSの中身を参照することができます*1。IDEAで設定する設定先は、「localhost:53306」とかになります。
感想(その他)
たくさんあるので箇条書きで。
- 内容盛りだくさん!
- 字が漫画にしては小さめで「うおっ、これは気合い入れて読まねば……」となりました
- 1話8ページでうまくまとまっている
- 描かれているトピックの取捨選択が巧みなのでしょう
- ストーリー仕立てになっているのも良い
- 海上で船に乗って目的のネットワークまでアクセスしにいくのがめっちゃ分かりやすい
- 漫画のメリットを最大限に生かしている感じです
- みんとちゃんがかわいい
- 服装が毎回違うのはめっちゃいい
- ワンピース着すぎ問題(私も好きです)
次は1巻を読みたいですね。ただ書店だともう売ってないのでAmazonかな。