レビュー『アウトプット大全』 お気に入りの項目3点

巷で一時期話題になっていたような気がします。

本書を雑に要約すると、「アウトプットをするといいことがたくさんあるからどんどんやっていきましょう。アウトプットっていうのはだいたい話す、書く、行動を変えるの3種類です。」となります。

お気に入り項目×3

本書の中にもありますが、全部を頭に入れなくてもいいと思います。3つくらい参考にできればそれで十分元が取れていると述べています。私も全部の内容は覚えていませんが、特に勉強になったコンテンツを3つ挙げたいと思います。

「なぜ?」を解決する

P33です。インプットをアウトプットに変える段階で、疑問点が生まれます。その疑問点を、解消に時間がかかるからという理由で自分は放置しがちでした。しかし、その疑問を解消することが成長に不可欠とのことです。実際、調べてみるとすぐに疑問が解決することもありますし、解決しなくても問題への知見は深まります。

想定問答集を作る

「15議論する」の一部です。資料を作ってレビューしてもらうと、思ったよりも指摘があってもうちょっとちゃんと作ればよかった……と反省することが多いです。想定問答集を作って議論や資料作成に臨もうと思います。

少し試してみましたが、想定問答を立てるのは難しく、時間がかかります。これもスキルということなのでしょう。

時間を決めて、構成を決めて書く

「38速く文章を書く」に出てくる、文章を書くコツです。時間は決めるとは、「今日は30分で書こう」というレベルでOKです。

早速、今回のブログ記事でも使ってみました。メインにお気に入りのコンテンツ3点を書き、あとは前後にまとめを挟めばいっちょ上がりとしました。

オススメの読み方

本書は1項目2~4ページと細かく、スキマ時間で読めるのをウリにしています。しかし私は読めるときに一気に通すべきという意見です。読んだ中で、特に気に入ったものを次の日から実行していくのが効果的な本書の使い方だと思います。

微妙な点

微妙な点も挙げておきます。もともと、否定的な前評判も受け取っていて、その内容は「作者のドヤ感が強い」というものでした。確かに、ことあるごとに自著やメルマガ等の宣伝が挟まっています。最後の方になってくるとそれが顕著ですので、「この作者めっちゃ自慢してくるなあ」という感想で締めくくられることになります。私は気になりませんでしたが、それが鼻持ちならない人もいると思います。

ドヤ感が強いと言いましたが、作者自身が「継続は力なり」を体現しているので、その点は見習っていきたいと思いました。