『DNSをはじめよう』を読んで初めてDNSが分かった

DNSをはじめよう』は、技術書典4で発売された同人誌です。

booth.pm

DNSを構成するもの

DNSってあれでしょ、IPとアドレスを変換するやつ」という状態だった私でしたが、DNSサーバが何で構成されているかを学ぶことができました。

ちなみに変換するのはIPとドメインです。

DNSサーバの全体像は以下のようになります。

  • DNSサーバ
    • フルリゾル
    • ネームサーバ
      • ゾーン①、②、……
        • リソースレコード①、②、……
          • Aレコード
          • NSレコード
          • MXレコード
          • TXT(SPF)レコード
          • SOAレコード
          • CNAMEレコード
          • などなど……

この全体像は私の作成ですが、書中でも順を追って説明しているので構造を理解しやすかったです。

実際の作業における補足

実際の作業ではほぼ詰まることはありませんでしたが*1、書中の手順と実際の手順に差異がありましたので共有したいと思います。

whois情報代行がデフォルトでついている

書中では、ドメイン作成時にwhois情報代行をつけるよう注意されていますが、実際にドメインを作ってみると向こうで自動で設定してくれるようでした。

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Amazon Linuxではjwhoisがインストールできない

今回はEC2インスタンスを作ってそこでdigやwhoisコマンドを試しました。これらのコマンドを実行するためにはパッケージのインストールが必要です。しかし、jwhoisをインストールしようとしたところ、以下のエラーが発生しました。

$ sudo yum install -y jwhois
Loaded plugins: extras_suggestions, langpacks, priorities, update-motd
No package jwhois available.

結局、 sudo yum install -y whoiswhoisコマンドを使えるようになりました。

Amazon LinuxRHELで、書中ではCentOS前提なので、使えるパッケージに差があるんでしょうかね?

所感

書中ではお名前ドットコムでドメインを買ったり、AWSでアカウントを作成することを要求されます。

実はこの本は二周読みました。一周目は読んだだけ、二周目はアカウントを作ったり、手を動かしたりしました。

正直一周目ではいまいち頭に入ってきませんでしたが、二周目で実際に手を動かしてみると*2しっかりと理解することができました。

また、案外時間もかかりません。作業も含めて10時間弱で終わったと思います。

まとまった時間を使ってササっと終わらせるのがよいと思います。

*1:さらっと流していますが結構ありがたい。手順は詳細に書かれています。

*2:ノートに内容をまとめることを含む