技術書典には参加していませんが、こちらの書籍を読みましたのでレビューします。
みなさんお疲れ様でした。#チーム開発1年目の教科書 の本日の総頒布数は速報値で253部(物理本200部、PDF53部)でした!
— zuckey@チーム開発1年目の教科書 & しがないラジオの編集の人 (@zuckey_17) April 14, 2019
みなさんありがとうございました!
引き続きBoothにて、ダウンロード販売を行いますので是非お買い求め下さい!https://t.co/X0KbpfnOX9#技術書典 #技術書典6 #しがないラジオ
マインドセット
チーム入りたて、チーム開発も初めての自分が、1日でも早く価値を生み出せるようになるにはどうすればいいか?という問いから始まっています。
その中で本書が主張しているのは、コミュニケーションであったり、情報の整理であったりします。
情報整理の効率化については、Markdownを取り上げてかなり掘り下げられています。
コードを書くのも価値創造ですが、情報の整理(あるいはその効率化)も価値を生み出していると思います。
スコープの絞り込み
似たようなタイトルの商業書籍に『チーム開発実践入門』というのがあります。
チーム開発実践入門 ~共同作業を円滑に行うツール・メソッド (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 池田尚史,藤倉和明,井上史彰
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/04/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ざっくりいうとそこで取り上げられているのは、バージョン管理・チケット管理・CI・CDです。
体系的に学ぶことができますが、分量も300ページとそれなりです。
一方、本書ではチケット管理以降をバッサリと切り、100ページ強に抑えることができました。 これはスコープの絞り込みによるもので、「1年目」ならGitの把握の方が優先だということでしょう。
論理の省略
Markdownを取り上げるにあたって一つ気になったのは、論理の省略です。
どういうことかというと、例えば私は今のプロジェクトでドキュメントはワードやエクセルで書いています。
すると、Markdownが活躍する余地はありません。なぜなら対応していないからです。
なので、「ドキュメントは何処に、なんのソフトウェアで書かれるべきか」という説明があると「なぜMarkdownを身につけるべきなのか」という問いについて、納得感が出てくると思いました。
その他
誤字がいくつかあったので、どこかで指摘しようかなと思っています。